ぐり日記
体験のご予約が、土日は3ヶ月先まで、平日は2ヶ月先まで、いっぱいになるようになってきて、毎日のように、お電話でのお問い合わせも頂くのですが、いっぱいなのでお断りしています。何せスペースの問題で、工房に人が5人いると、もう窮屈で、お2人のお客様にスタッフ2人でマンツーマンでご指導すると、ちょっとごめん、あっとごめん、と譲り合わないとならない狭さなのです。
お教室の生徒さんも増えてきたので、お教室をやっている時間は、体験はできません。なので、せっかくスタッフがいても、体験の枠が減ってしまっています。
お客さんがずっといらっしゃる日は、スタッフはご飯を食べるスペースがないので、それぞれ自分の車の中で食べたり。
制作が終わって作品が冷めるのを待っているお客様と、次のお客様が同時に工房に入るには、一時的に物を動かして、スペースを作らないといけません。
「もっと広ければなー」という思いを、毎日毎日感じるようになってきましたので、これは考え時です。
という訳で、先々週あたりから物件を探し始め、先日、申し込みをしました。
ぐり工房は、新しい場所に移ります!
・相模線の香川駅か寒川駅から、徒歩8分以内
・50㎡以上
・駐車スペース有り
・トイレと簡易キッチン有り
・スタッフの休憩場所になるスペース有り
などの条件で、まずネットで探すと、2件に絞られました。
とりあえず広くて良い方から、見せてもらいに行ったのですが、そこがめちゃくちゃ素敵で。
平屋の古民家をしっかり改装した元イタリアンレストラン。
今の工房を自分でリノベーションした私としては、内装はまた納得いくまで自分でやるつもりでしたが、ここは天井が高く壁も綺麗で、内装は手を加える必要がなさそう。
玄関扉なんかも素敵で、なんと、暖炉があります。
トイレも綺麗でオシャレ。そして、個室として使用していた5帖ほどの小部屋あり。
更に、薪が積んである外には、ヒサシとテーブルセットがあり、バーベキューやってもいいですよ、って!
隣に住む大家さんが、娘さんご夫婦のために、愛情と資金を掛けてリフォームしただけのことはあり、とても上質で素敵なのです。お店もなかなかの人気店だったそうですが、シェフが大きなお店にヘッドハンティングされたそうなので、厨房の道具もテーブル椅子も、食器やグラス、レジや事務用品も、昨日までお店がやっていたように、全て残っており、その残置物は、必要なら全て使って良いとの事。
それはちょっともったいない感じがするのだけど。飲食店ならもっと有効活用できるのだけど。
寒川駅から徒歩7分。2回しか曲がらずに歩ける立地。だけど閑静な道路から少し入る隠れ家要素もあり。更に、駐車スペースは、詰めれば4台分、賃料に含まれています。
そんなで、1件目の見学で、「うわぁー!ステキ!」「いや~、いいわ!」を連発。
でも、探し始めて1件目で決めるわけにもいかないので、次の休みの日に、香川駅と寒川駅の不動産屋さんを、片っ端からお邪魔して、条件に合う物件を出してもらいました。
6件の不動産屋に入って、そのうち2件は物件も見せてもらったのですが、例のイタリアンレストラン物件と比べると、全然ダメ。ビルの2階だったり、狭かったり、汚かったり、トイレが和式だったり。
家賃は3倍になるけど、これはもう決まりだわ。と。
決め手は無論「ワクワクするか否か」。
不動産屋を巡って帰ってきてすぐに、方眼紙に図面を書き、付箋シールでテーブルと棚の配置の妄想を始めました。
あーもうワクワクしかしない、となれば、誰かに取られないうちにと、次の日の朝に電話しました。
ちょうど午後から見たいという人が来るから、その前に申し込んでおく?と言われ、申し込み、して来ました。
不動産屋さんも人情味のある感じの良いおじさまで、大家さんとは直接の繋がりがあり、大家さんも、ガラス工房が入る事に好意的だということです。飲食店だと夜に酔っ払いが出入りするから、と言われると、なるほどです。
さあ!ぐり工房は、次のステージにいきますよ。
ガラス制作をやってみたいという、お客様の夢に、全力でお応えしてきました。その想いは、しっかり伝わって、来てくださった方が、楽しかったことを、周りの人に知らせてくださり、お友達や、SNSを見た方が、次々と来てくださります。
ぐり工房に来てみたいという方が増えている以上、それにお応えできたらいいな、と思うのです。
新しい工房には、バーナーを6台置く予定です。
同時に6人の方に体験していただくには、指導員がもう数名必要になってきます。
ガラスを通して、多くの方に、楽しい時間と素敵な宝物をお持ち帰りいただくお仕事。一緒にやりませんか?
また改めて求人のご案内も作る予定ですが、ご興味がある方は、ご連絡くださいね。
体験のご予約が、11月までは完全にいっぱいなので、リフォーム作業を12月から始めて、1月後半か2月上旬くらいには、引っ越し・オープンができればいいな、と、これからスケジュールを練ります。
実は、今回の判断は、ZOZOタウンの前澤社長のニュースから、サラリーマン家庭から出発した同い年の彼が2千億の個人資産を積み上げたことに思いを馳せたら、人生は決断の連続で、その一つ一つのスピードを考えると、計算よりも勘によるものも大きいのでは、と思い、その勘を働かせるだけの経験が、そろそろ溜まってきたように、前澤社長が思わせてくれた、という、そんなタイミングでした。
さあ、どうなるかな。
でも、とりあえず、素敵な隠れ家で、バーベキューパーティーをするという夢に向かって、進んでいきます。
遊びにきてくださいね~~(*^ω^*)